日本動物高度医療センター(6039)
日本動物高度医療センター(6039)についてです。
この銘柄は新規上場後に値下がりしたところで少しばかり購入していますが、
将来性ありそうだし何となくよさそうかな~という感覚だけで購入してしまいました。
そんないい加減な行動ではまずいので、この機会に分析をしてみようと思います。
この会社は2015年3月にマザーズに上場しました。
動物病院としては初の株式公開だそうです。
この会社は犬・猫向けの高度医療を行う二次診療専門の動物病院を経営しています。
病院は川崎と名古屋の2拠点です。
街の動物病院で対応できない高度医療の提供という独自性に魅力を感じます。
近年ペットは家族の一員という考え方が一般的になりつつあります。
会社資料によると、ペットにかける医療費も年々増加傾向にあるようです。
ペットの寿命も延びてきており、高度医療の必要性も高まることが想定されます。
日本動物高度医療センターの業績見通しは明るそうですね。
それでは次に業績をみてみます。
前年度の業績は、
売上18.9億円
経常利益1.4億円
それに対して今期の会社予想は
売上 20.6億円 (+9%)
経常利益 1.7億円(+21%)
経常利益が21%増なので非常に順調ですね。
さらに先日発表された第3四半期の決算を見てみます。
第3四半期決算
売上15.6億円
経常利益1.8億円
第3四半期ですでに通期計画を達成しちゃってます。
業績は絶好調と言えそうです。
業績予想の上方修正で跳ね上がるかな~と期待してたのですが、
残念ながら業績修正はありませんでした。
なので、自分で予想してみます。
今期の1~3四半期毎の業績の推移をチェックすると毎期ごとに売上が約5億円、経常利益は約5千万円づつ安定的に増加しています。
発表されている数値が今期分だけなので100%ではないですが、業績はおおむね安定的に推移する傾向にあると思われます。
動物病院なので常識的に考えて、季節性はあまりなさそうです。
とすると単純に足もとの業績に売上5億円、経常利益5千万円を足すと、
通期の業績は
売上20.6億円(前年比+9%)
経常利益2.3億円(前年比+64%)
会社予想に対して売上はほぼ想定どおりですが、経常利益は27%上回る計算になります。
今期予想EPSが69.48なので、これが27%増しになると
私の今期予想EPSは88.23になります。
足もとの株価は1,450円なので、予想PERは16.4倍になります。
成長率を仮に20%とするとPERは16~24倍が適正範囲と考えられます。
(この数値は個人的な感覚値です)
したがって充分に魅力的な投資対象といえそうです。